新規水槽立ち上げの際に、重要な要素の一つである底砂。水草水槽ともなれば、底砂が水槽の運命を左右するといっても過言ではありません。
知ってのとおり、水草水槽でもっとも用いられていて、水草育成に向いているのはソイルです。水草に限らず植物は、「土」に生えていることが多いですね。水槽で水草を育成するのも、やはり土である「ソイル」が一番優れているのです。
では、Yuの水槽はどうでしょう?Yuの水槽には、ソイルではなく「大磯砂」が用いられています。その名の通り、土ではなく砂(砂利)です。しかし、Yuの水槽も一応水草水槽らしくはなっていますよね?(なってないかな(;^_^A )
Yuがソイルではなく大磯砂を用いるのには、理由があります。それをこれから紹介していきます。
↑水草水槽にしばしば用いられる、「ADA アクアソイル―アマゾニア 9リットル」
では、大磯砂のメリットとはなんでしょう?ソイルと比較して、まとめてみました。
大磯砂 | ソイル | |
長期維持 | 可能 | 1年程度でリセットが必要 |
水草の生長 | ソイルには及ばない | ほとんどの水草に適している |
水質 | 初期はアルカリ性 | 酸性 |
水通し | 良い | 悪い |
色合い | 黒〜灰色 | 製品によるが、こげ茶〜茶 |
硬度 | 高い | 問題ない |
準備 | 酸処理が必要 | 買ってすぐ使える |
Yuが思いつくのはこのくらいです。要するに、ソイルのほうが水草育成には適しています。なぜなら、アルカリ性&高硬度というのは水草には向いていないからです。
しかし、大磯ならではのメリットもあります。
もっとも大きなメリットは長期維持が可能ということです。底砂を永久的に使用することができるのです。ソイルの場合だと、大体一年毎に使い捨てになります。
また、大磯砂は海岸で採取されたもので、貝殻などが混じっています。これが水槽内で溶け、水質をアルカリ性にしてしまうのです。しかし、それらは大体1年程度で溶けきってしまうと言われています。つまり、1年後には完全に無害な砂となるのです。
ですので、1年以上使用した大磯は、アクアリストにとっては金の砂ともいえます。使えば使うほど、水草水槽に適した砂になっていくので、なおさら長期維持にオススメなのです。
大磯のメリットをもう一つ、挙げるとすれば水通しが良いことです。これによって、底砂全体のバクテリアに酸素を送ることができるのです。
たとえ、どんなに無害な大磯でも育成できない水草はあります。
低硬度、低PH向けの水草がそれです。いくら無害な大磯でも、酸性に傾けることはできないのです。具体的に述べると、南米系の水草がそれです。トニナやケヤリソウなどはあきらめたほうがいいでしょう。
ちなみに、大磯に適している水草もあります。それはYuも気に入っている「バリスネリア・スピラリス」や「パールグラス」などの高硬度を好む水草です。これらの水草を栽培するならば、迷わず大磯を選びましょう。
酸処理は別ページで、解説する予定ですが、おおまかな流れは解説しておきます。
「酸処理」という呼び名の通り、酸を用いて処理します。Yuの知っている方法は2種類で「食酢」を用いる方法と「塩酸」を用いる方法です。塩酸は理科の実験などで用いたこともあると思いますが、危険です。もちろん入手も簡単ではなく、薬局で住所・氏名を記入した上で入手できるようです。というわけでここでは、塩酸を用いた酸処理については解説しません。Yu自身、この方法は試したことがありません。塩酸で酸処理する際は、十分に注意した上で行ってください。万が一の際、責任は一切負いかねますのでご了承ください。
では、酢を用いた酸処理の方法をおおまかに説明します。
大まかには、こんな感じです。また、食酢は酸が弱いので、完全に処理されない場合もあります。が、それは仕方がないと思ってください。塩酸で行うと、完全に処理できるようです。(危険ですが)どちらにしても、飼育していれば1年程度で全て溶けるので、気長に待ちましょう。
【REPORTへ】【このページのトップへ】【アクアリウムのある生活 HOMEへ】